作品紹介 もっと詳しく知りたい かながわ県民共済

8月17日(土)~8月29日(木)
となりのトトロ
(1988年/日本/88分)
88年度文化庁芸術作品賞
88年度毎日映画コンクール日本映画大賞、大藤信郎賞
88年度キネマ旬報ベストテン第一位
「第11回アニメグランプリ」グランプリ
「第6回日本アニメ大賞・アトム賞」最優秀作品賞、ほか

監督 宮崎駿
声の出演 日高のり子、坂本千夏
配給 大映
 
INTRODUCTION
 もうお馴染みの宮崎駿アニメーションの代表作である「となりのトトロ」は、アニメーション界だけでなく、日本映画そのものに新境地を開いたといえる。88年度の多くの賞を受賞し、作品の与えた感動は、各誌のベスト10の結果に如実であった。これは同時に、アニメーションを“子供のもの”と思いがちな大人たちを感動させた結果ともいえよう。
 どこか茫洋とした、とぼけた味のトトロが存在することが、楽しくて、なつかしいと思わせる。そこにいるだけでワクワクする心。そんな、いつの間にか忘れてしまったような、何となく覚えがあるような“感じ”を呼び起こしてくれる作品なのである。
STORY
 今から30年くらい前。青空の美しい5月のある日、サツキとメイは緑の麦畑にかこまれた近郊の家に引っ越します。お母さんが長く入院しているので近くに住むことにしたのです。お父さんと3人で到着した家は、古くてまるでお化け屋敷みたいです。
 サツキたちの新しい生活が始まり、サツキは学校へ、考古学者のお父さんは家で研究をしています。一人であちらこちら探検していたメイは、草の中にへんな生きものを見つけました。そこに、大きなお化けがいたのです。トトロ!メイはお化けの声を名前だと思って、そう呼ぶことにしました。トトロのお腹の上で眠ってしまったメイが目を覚ますと、トトロはどこにもいませんでした。お父さんはメイの話を聞くと、「また会えるよ」と優しく言いました。


トトロとは
主人公のひとり4歳のメイが、彼等に命名してしまった名前です。本当の名前は誰も知りません。
 ずーっと昔、この国にほとんど人が居なかった頃から、彼等はこの国の森の中に棲んできました。寿命も千年以上あるらしいのです。大きいトトロは2メートル以上にもなります。フワフワの毛につつまれた大きなミミズクかムジナか熊か、この生きものは妖怪といえるかもしれませんが、人を脅かすことはせず、のんびり、気ままに生きてきました。森の中の洞や、古い樹のウロに棲み、人の目には見えないのですが、どうしたわけか、この映画の主人公、サツキとメイの小さな姉妹には見えてしまいました。
 騒がしいのが嫌いで、人間につきあった例など一度もなかったトトロたちでしたが、サツキとメイには心を開いてくれます。

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