作品紹介 もっと詳しく知りたい かながわ県民共済

10月26日(土)~11月7日(木)
遺産相続
(1990年/日本/109分)

監督 降旗康男
出演 佐久間良子、小川真由美
配給 東映
 
INTRODUCTION
 遺産相続─それは大なり小なりおおかたの人びとが一度は遭遇する(あるいは遭遇しなければならない)人生の一大事件。
 人は、この遺産相続を、一生一度の大ボーナス、と言う。が、しかし、だからといって手放しに喜んでばかりもいられない。なぜならこの遺産相続には、昔から争い(トラブル)が付きもの。
  映画は、泥沼化した遺産戦争のすべてを描いて、鋭く骨太に、リアルに重厚に、そして時には爆笑を誘う喜劇タッチで、あるいはゾッとさせるブラック・タッチを混えて展開。やがては本格的人間ドラマならではの深遠かつ強烈な感動を脈打ちさせている。
  今、遺産相続に右往左往している人にも、“他人の不幸は鴨の味”とばかりに、高みの見物を決めこむ人にも、“面白うてやがて悲しき”一篇として、文字通り無関心ではいられない、最高の問題作である。
STORY
 東京下町の或る中小企業の同族会社、そこの社長が釣りに出かけて急死した─。むろん遺言状は無し。そして、遺産は株2万株をはじめとする会社資産などで50億円相当。ところがこの一家、かなり複雑な家族構成なのだ。残った遺族は、社長の内縁の妻、その連れ子である長男、長女。そして別宅に住む本妻と一人娘。しかもおまけに夫の昔の愛人と隠し子がいる。これは相続で揉めに揉めて、弁護士泣かせの典型的なケース。死んだ社長の通夜の日から、妾と本妻の間で、親と子の間で、たちまち壮絶な遺産戦争が始まるのである。

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