作品紹介 もっと詳しく知りたい かながわ県民共済

1月30日(土)~2月11日(木)
しあわせはどこに
LE BONHEUR EST DANS LE PRE(1995年/フランス/106分)

監督 エチエンヌ・シャティリエーズ
出演 ミシェル・セロー、エディ・ミッチェル
配給 アート・キャップ
 
INTRODUCTION
 監督はフランス本国で記録的なヒットを放った「人生は長く静かな河」の俊英エチエンヌ・シャティリエーズ。皮肉っぽさや傲慢さ、狡猾さなどを含んだフランスのエスプリを表現する作品を目指し、第2作目「ダニエルばあちゃん」でもその姿勢は変わることはなかった。そして第3作目となる本作は「自分の顔写真をテレビで見る男」のイメージを出発点として、前2作まで共同で脚本を担当していたフロランス・カンタンが脚本を執筆。シャティリエーズ監督の持ち味である辛辣な語り口に、監督とカンタンの2人が実際に見聞した美しい自然、「食通」しか知らないレストランなどをちりばめることで、人間をおおらかに見守る優しさをかもしだし、主人公が思いがけない「しあわせ」を見い出す、現代社会のおとぎ話ともいえるストーリーに発展させた。
STORY
 トイレタリーの工場を経営するフランシスは従業員のストライキ、税務署員の税務調査、自分のことを「トイレのブラシ」程度にしか扱わない妻ニコルと、還暦を過ぎ心身共にくたびれ果てていた。彼は唯一の救いである親友との昼食の最中、脳梗塞の発作に襲われるがなんとか一命を取り留める。フランシスの傍らには彼の不摂生をなじる妻と娘の冷たい視線が待っていた。そんな騒ぎも納まらないある日、冷たい家族と共にテレビの人気番組「あなたはどこに」を見ていたフランシスの身に新たな難題がふりかかった。不幸な家族が探している「失踪した男」の顔写真がなんとフランシスその人だったのだ。身に覚えのない事態に動転するフランシスを自分を裏切ったと激怒した妻は、家屋敷と工場を取り上げて追い出してしまう。そっちがその気ならばと激昂したフランシスは「失踪した男」になりすます事を決意する。

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