作品紹介 もっと詳しく知りたい かながわ県民共済

7月8日(土)~7月20日(木)
永遠と一日
MIA EONIOTITA KE MIA MERA
(1998年/ギリシャ・フランス・イタリア合作、ギリシャ映画/134分)
1998年カンヌ国際映画祭パルムドール大賞

監督 テオ・アンゲロプロス
出演 ブルーノ・ガンツ、イザベル・ルノー
配給 フランス映画社
 
STORY
 現代、北ギリシャのテサロニキ。不治の病を自覚しているアレクサンドレは詩人で作家。少年の日に友人たちと海辺の家から島に泳いでいった夢から覚めて、すべてに別れを告げる最後の一日を迎える。町中でアルバニア難民の少年と出会い、少年を国境に送り返そうとするが、少年は彼から離れようとしない。娘のカテリーナに、3年前に死んだ妻アンナの手紙を託すが、その1通が、30年前の夏の一日の、海辺の家での、そして島での思い出を呼び起こす。その一日、自分は少年のころの記憶にふけって、彼女の激しいまでの深い愛に気づかないでいた。少年とのふたりの旅に、前世紀の詩人が登場し、旅はさらに展開していく…。
INTRODUCTION
 「永遠と一日」は、ギリシャが生んだ世界の巨匠テオ・アンゲロプロス監督の、「ユリシーズの瞳」に次ぐ最新作。前作はハーヴェイ・カイテル主演でバルカンを縦横に旅する大作で95年カンヌ映画祭グランプリを受賞したが、「永遠と一日」は「ベルリン・天使の詩」のブルーノ・ガンツが主演。詩人で作家の主人公アレクサンドレ(アレクサンドロスの親しい呼び方)の人生最後の一日の心の旅を、全編に情感がほとばしる映像美でつづり、愛の回復を告げるラストシーンで圧倒的な感動を呼び、カンヌ映画祭の最高賞パルムドール大賞を受賞した。アンゲロプロス監督の長編第11作で、子供ごころと美しい情感が「霧の中の風景」を思わせるが、いわゆるストーリーはこびを超えた、ポエジーからポエジーへの飛翔で映画そのものが展開していく純粋で大胆な作り方で、アンゲロプロスのすさまじい映画パワーと新境地を示す傑作と絶賛されている。

(c) ,Kanagawa Kenmin Kyosai. All rights reserved.