作品紹介 もっと詳しく知りたい かながわ県民共済

9月16日(土)~9月28日(木)
娼婦ベロニカ
A DESTINY OF HER OWN(1998年/アメリカ/111分)

監督 マーシャル・ハースコビッツ
出演 キャサリーン・マコーマック
ルーファス・シーウェル
配給 20世紀FOX
 
STORY
 1583年、商業都市として栄えたベネチアだが、女性は男性の所有物としてしか扱われていなかった。持参金のない娘には恵まれた結婚も出世の道もすべて閉ざされていた。お金に恵まれない女性に教養人としての道が開かれ、特権階級の男性とも接触でき、大金を手にできる道はコーティザン(高級娼婦)になることしかなかった。ベロニカは愛する青年貴族マルコとの恋を身分違いのため引き裂かれ、母の手引きでコーティザンの道に入っていく。
 コーティザンはただセックスを売るだけの女ではなかった。選ばれた美貌と成熟した肉体はもちろん、芸術教育を受け、教養と礼儀作法を仕込まれ最高位の男性のパートナーも務められる最高のレディとして磨き抜かれた女性だった。ベロニカは誇りにみち、自我にめざめ、詩人としても認められ、ついにはフランスのアンリⅢ世のパートナーを務め、戦争の危機に直面したベネチアを救う存在にまでなるのだが、彼女がただひとり心から愛し続けたのはマルコだった。
INTRODUCTION
 98年度アカデミー賞受賞作「恋におちたシェイクスピア」を製作したエドワード・ズウィックが、これに続いてその姉妹編として製作を担当し出来栄えもオスカー作品に劣らないと絶賛されているのが「娼婦ベロニカ」である。
 監督は、ズウィックと長年コンビを組み、「みんな愛してる」で監督としても実績があるマーシャル・ハースコビッツで、ベネチア派の絵画を思わせる見事な映像美で愛と官能のドラマに酔わせる。

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