作品紹介 もっと詳しく知りたい かながわ県民共済

7月7日(土)~7月19日(木)
クリクリのいた夏
LES ENFANTS DU MARAIS (1999年/仏/115分)

監督 ジャン・ベッケル
出演 ジャック・ヴィユレ、ジャック・ガンブラン
配給 シネマパリジャン
 
STORY
 1930年代初頭のフランスの片田舎マレ(沼地)の岬に、独り者のガリスとリトンの一家が暮らしていた。ちょっぴりおつむの足りないリトンとしっかり者のガリス。そんな二人は、たがいの心の隙間を埋めるように親しくなる。単なる"お隣さん"同士のつきあいだけに留まらず、まるで家族のようだった。リトンの三人の子供もガリスになついていて、特に末っ子のクリクリは彼のことが大好きだった。いつまでもときどき思い出す、求めても還らない懐かしい"しあわせ"の記憶。
INTRODUCTION
  クリクリたちが暮らしていたマレ周辺には、いわゆる世捨て人のような人々が住みついていた。彼らの生活ぶりは、今の私達からは想像ができないほど優雅で、あたえられた自由を謳歌し、なによりも温かい人間のふれあいがあった…99年フランスで200万人を動員するビッグ・ヒットを記録した本作は、現代ではすでに失われてしまった根源的な人間の豊かさについて、再び考え直すための好機となった。愛らしいクリクリの瞳を通して語られる懐かしいフランスの想い出が、鮮やかな映画の映像そのままに、フランス人たちの心に甦ったのである。

意外な監督と豪華な出演陣!
 まるでジャン・ルノワールの映画を見ているような、温暖な肌触りのこの映画を撮ったのは、「殺意の夏」や「エリザ」でそれぞれざらざらとした女の生理をスリリングに描いたことで知られるジャン・ベッケルである。180度のイメージチェンジを謀って、フランス人をアっといわせた。キャストでは、豪華なフランス映画界の演技派たちを揃えている。ガリスを演じたのは、今村昌平の「カンゾー先生」での好演も記憶に新しい人気・実力ともにフランスを代表する若手演技派俳優、ジャック・ガンブラン。リトンを演じたジャック・ヴィユレはフランスでは国民的な喜劇俳優として長年愛され続けている名優である。

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