作品紹介 もっと詳しく知りたい かながわ県民共済

1月19日(土)~2月7日(木)
ホタル
(2001年/日本/114分)

監督 降旗康男
出演 高倉健、田中裕子
配給 東映
 
STORY
 激動の「昭和」が終わり「平成」の世が始まったある日、藤枝という男が亡くなったという知らせに山岡は愕然とする。22歳の初夏、山岡と藤枝はともに特攻隊で生き残った。鹿児島湾から幾つもの若い尊い命が、重い爆弾を抱えて飛び立った。永遠に帰れない片道飛行。しかし二人のように、役目を果たせず様々な想いを抱えたまま帰ってくる命もあった。
四十数年後、山岡は"知覧の母"と慕われる女性から山岡の戦友だった韓国人の青年の遺品を故郷に届けるように頼まれる。彼は山岡の妻、知子の初恋相手で二人は結婚を約束していた。山岡は実はもう一つ大切なものを預かっていた。
INTRODUCTION
 鹿児島の果てで、激動の時代の傷跡を背負って静かに暮らす夫婦。余命いくばくもない妻を、力強く支えて生きる男は特攻の生き残りだった──この映画が動き始めたのは99年の大ヒット作「鉄道員」の公開後間もない頃だった。大きな仕事を終えた主演俳優・高倉健とスタッフの胸に、同じ"想い"が沸き起こった。
──いつかは忘れ去られてしまうようなことでも、映画なら残していける。今だからこそ、語り継がなければいけないことを映画にしよう。生きてゆく哀しみを共有できて、観終わった後もう一度頑張ろうと思えるような、そんな映画に──


●知覧町
鹿児島県知覧町はお茶の生産を中心とした農業の町。かつては「薩摩の小京都」と呼ばれ、いまも武家屋敷が並ぶ。終戦間際、沖縄に最も近い飛行場という理由で特攻基地となったことで知覧は悲劇の町となる。1036名と言われる特攻戦没者のうち半数近くが知覧から飛び立ち、還らぬ人となった。全国から集められた特攻隊員の中には、朝鮮国籍を持つ者も存在した。今、この地には特攻平和会館が建設され、隊員達の遺影や遺書など貴重な資料が数多く展示されている。全国から来館する入場者には20代前後の若者も多い。

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