作品紹介 もっと詳しく知りたい かながわ県民共済

8月3日(土)~8月15日(木)
ザ・カップ 夢のアンテナ
PHORPA (1999年/ブータン・オーストラリア/93分)

監督 ケンツェ・ノルブ
出演 ウゲン・トップゲン、ネテン・チョックリン
配給 パンドラ
 
INTRODUCTION
 神秘の国といわれ、異文化ファンの憧れの的ブータンがオーストラリアと共同で作った映画「ザ・カップ 夢のアンテナ」である。映画完成と同時に世界各地の映画祭で引っ張りだことなり、数多くの観客を動員する異常人気ぶりで話題を呼んだ。本物の僧院に撮影機材を持ち込んで、プロの俳優は一人も出演していないばかりか、出演者のほとんどが実際に僧侶たちという、映画史上、他に類を見ない作品だ。実際の僧侶たちが繰り広げる、異空間での出来事のようなファンタジックな物語。しかしこれが何と実話と言うのも人気の秘密。
  監督・脚本は、本国ブータンでは知らぬ人はいないというチベット仏教の高僧、ケンツェ・ノルブ。それだけに、一般にはうかがい知ることのできない僧院内での生活を余すところなくスクリーンに映し出す。
STORY
 さわやかな風の吹くヒマラヤの山麓。少年僧ウゲンとロドゥ、そしてその仲間たちは僧院で先生のおしえを受けながら、のどかな日々を送っていた。
 ウゲンたちは実は、気もそぞろで修行にも身が入らず、先生も頭を痛めている。広がる草原とわたる風のほかには何もないような僧院で、彼らはなんとサッカーのワールドカップに夢中になっていたのである。ウゲンたちは夜中にこっそり僧院を抜け出して、野原にぽつんと建っている民家まで、テレビ中継を見に行く。ところが熱中して騒々しく応援するあまり、追い出されてしまった。仕方なく僧院に帰ると先生に見つかり、一喝される。
 日に日にサッカー熱は高まるばかり。考えあぐねた末ウゲンとロドゥは、何と、僧院の中でサッカーを見せてほしいと先生に直談判をしたのだ。

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