作品紹介 もっと詳しく知りたい かながわ県民共済

10月12日(土)~10月24日(木)
かあちゃん
KAH-CHAN (2001年/日本/96分)

監督 市川崑
出演 岸惠子、原田龍二
配給 東宝
 
INTRODUCTION
 1999年ベルリン映画祭で「どら平太」が絶賛を浴び、日本公開でも大ヒットを記録、巨匠健在を強く印象づけた市川崑監督。その75作目に選んだのが「かあちゃん」です。原作は山本周五郎が1955年に発表した同名小説。人情味溢れる時代小説の傑作です。この原作に惚れ込んでいた市川崑監督と愛妻の脚本家・和田夏十は、映画化の機が熟すのを待ちながら、ひょんなきっかけで1958年新人監督のために60分余りの中篇として脚本を提供しました。それでも、いつかふたりの手で長編映画として「かあちゃん」を映画化したい、と望んでいました。しかし、愛妻・夏十さんの生前に市川監督のその想いは叶わず、夏十さんが亡くなってから18年を経て、43年越しでようやく実をむすびました。
STORY
 不景気、失業、相次ぐ暗い事件。現代の世相を思わせる天保末期。老中・水野忠邦の改革の効なく、江戸の庶民の生活は困窮を極めていた。ある貧乏長屋で5人の子供を育てる、おかつもその例外ではなかった。そんな生活の中、おかつの家では一家6人が総出で金を貯めこんでいると噂になっていたが、それには理由があった。それは長男の友人を更生させるためだった。自分たち家族よりも他人を思いやるおかつに、家族みんなが協力を惜しまないのだった。その上おかつは、たまたま入ってきた泥棒さえも一家の一員として受け入れることにする……。

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