作品紹介 もっと詳しく知りたい かながわ県民共済

11月9日(土)~11月21日(木)
伊能忠敬 ― 子午線の夢 ―
(2001年/日本/127分)


監督 小野田嘉幹
出演 加藤剛、賀来千香子
配給 東映
 
INTRODUCTION
 今から二百年前、一人の男が無限の《夢》に向かって力強く歩き始めた。
 男の名は伊能忠敬(1745~1818)。苦心の歩行実測によって、初めて《日本地図》を完成させた男。日本が誇る《非凡なる凡人》のシンボルでもある。
 映画「伊能忠敬―子午線の夢―」では、伊能忠敬の十八年に及ぶ第一次蝦夷地測量(北海道)から第八次九州測量の旅を縦軸に、忠敬を慕う女性・お栄との愛や彼を取り巻く人々の人間模様を横軸に、波瀾と苦行に満ちた生涯を感動的に描き出していく。
 伊能忠敬を演じるのは、名優・加藤剛。舞台でも伊能忠敬の前半生を演じ、今回、俳優人生の集大成とも言える円熟した演技は心に迫る。お栄には賀来千香子、忠敬の長女・イネに西田ひかる、幕府天文方・高橋至時に榎木孝明、島津重豪に丹波哲郎が扮するほか、愛川欽也、浅利香津代、前田吟ら豪華俳優陣、さらに増沢望、田中壮太郎、加藤大治郎(加藤剛の長男で親子役として共演)、鈴木周といった新鋭俳優が加わり、歴史ある俳優座創立55周年記念作品に華を添えている。
 監督は「鬼平犯科帳」シリーズのベテラン小野田嘉幹。四季を追って収められた日本全国の情景をバックに、《非凡なる凡人》の生涯を珠玉の大河ロマンに築きあげた。脚本は「敦煌」「必殺!主水死す」などの吉田剛が、音楽は「影武者」「うなぎ」などの池辺晋一郎がそれぞれ担当した。
STORY
 天明三年(1783年)の冬。下総国佐原村の名主・伊能忠敬は、わずか16歳で伊能家の養子婿となってから22年の間、働き詰めに働き総財産3万両を築きあげていた。妻ミチは43歳で病死。その後、長男・景敬が家督を相続し、忠敬ははれて隠居の身となった。
 50歳になったとき、忠敬は江戸の深川黒江町に居を構えた。いよいよ長年温めてきた夢―地球の南北を結ぶ子午線を測り、そこから地球の大きさを割り出すという夢に向けて歩き出したのだ。

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