作品紹介 もっと詳しく知りたい かながわ県民共済

2月1日(土)~2月13日(木)
活きる
活着 (1994年/中国/131分)
1994年カンヌ映画祭 審査員特別賞・主演男優賞

監督 チャン・イーモウ
出演 グォ・ヨウ、コン・リー
配給 角川書店、ドラゴンフィルム
 
INTRODUCTION
 1940年代、50年代、60年代と、中国激動の歴史の中で翻弄される、家族の物語を、圧倒的な映像美で綴る一大叙事詩。伝統芸能・影絵の場面でのグォ・ヨウの演技は哀感に溢れ、家族を支えるコン・リーの確かな演技には監督との信頼関係の強さを感じます。そして、真紅を基調とした前半の映像は「紅いコーリャン」「菊豆」からの系譜であり、胸を打つ子供たちの名演は、のちの「あの子を探して」「初恋のきた道」へと続く特徴であり、まさにチャン・イーモウ監督を語る上で分岐点といえる見逃せない名作です。

中国影絵芝居
 資産家の家に生まれ、賭事にうつつを抜かすフークイが、日頃から手慰みに愛好していた影絵芝居。この影絵芝居だが、中国では「皮影戯(ピーインシー)」と呼び、文字どおり動物の皮に彫刻と彩色をほどこした道具を用いる。その歴史は世界最古と言われており、発祥は1200年前。宋の時代に人気を博し、元の頃に中国全土へと広まっていったとされている。そして明朝時代に貴族や王族にも歓迎されるようになり、清朝時代に最盛期を迎えた。
 1949年、新中国の建国に際して人民政府は影絵芝居復活に力を入れ、'50年代には多くの影絵芝居団が結成されたが、文化大革命の時代には弾圧された。「活きる」は、そうした時代の流れを示すアイテムとしても重要な役割を与えられている。
STORY
 時代は中国の1940年代、資産家・福貴(フークイ)は、博打に明け暮れる毎日。ある日、博打の借金のため全財産を失い、妻・家珍(チアチェン)は、かわいい子供たちと家を出てしまう。老父は怒りから突然死、老母は寝込んでしまう。すべてを失った福貴であるが、唯一の技能である影絵芝居で、全国を巡演し生き延びていく。戦火の中をかいくぐり、辿り着いたわが家で貧しいながらも家珍は、優しく子供たちと福貴を迎えてくれた。しかし、娘・鳳霞(フォンシア)は、言葉が話せなくなっていた・・・。

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