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3月1日(土)~3月13日(木)
金色の嘘
THE GOLDEN BOWL (2000年/英=米=仏合作映画/130分)


監督 ジェイムズ・アイヴォリー
出演 ジェレミー・ノーザム、ユマ・サーマン
配給 シネマパリジャン
 
INTRODUCTION
 19世紀末から20世紀初頭の英米文学界を代表する作家ヘンリー・ジェイムズ。その彼の晩年の最高傑作にして、厖大な一大長編「金色の盃」が、『眺めのいい部屋』『ハワーズ・エンド』など、エドワード朝時代のイギリス社会を描かせれば、右に出るものはない名匠ジェイムズ・アイヴォリーの手によって、ついに映画化された。
 『金色の嘘』には、さまざまな“嘘”が見え隠れする。
 果たして、“嘘”は人の心を守ることができるのだろうか?善意の嘘、悪意の嘘。複雑に絡みあう感情の機微、社交の影に隠された本音。そして軽妙洒脱な会話に潜む繊細な言葉の綾。
 そんな目まぐるしい“嘘”に彩られたジェイムズ文学ならではの2組の愛の移ろいを、アイヴォリーはジャブヴァーラの流麗な台詞運びを得て、普遍性に満ちたメロドラマのかたちとして見つめる。とりわけ、エンディングでシャーロットの自尊心を守るためにつくマギーの“最後の嘘”はあまりに鮮烈で、それだけでも功罪相半ばする“嘘”のありように思いを馳せたくなってしまう。そして、そんな閉塞的な社会通念の中で、自らの生きざまを懸命に見据える人々の姿こそが、アイヴォリー映画の真骨頂でもあるのだ。
 21世紀の第一歩を踏み出した現代で、20世紀はじまりの豪華絢爛たるイギリスの上流社会を味わえる贅沢さを、『金色の嘘』で心ゆくまで堪能していただきたい。
STORY
 才色兼備のアメリカ人女性シャーロットは、かつて恋人同士だったが、お互いの貧しさが原因で別れたイタリア人貴族のアメリーゴ公爵から婚約したことを知らされる。そのお相手はアメリカ人大富豪アダム・ヴァーヴァーの愛娘マギーで、彼女はシャーロットの親友でもあった。しかし、当のマギーはふたりの過去はまったく知らなかった。一方、美術蒐集家としても知られるヴァーヴァー氏は、いつしかシャーロットの美貌に魅かれ、彼のたっての野心であるアメリカでの美術館建設の片腕となってくれるよう、彼女にプロポーズする。こうしてシャーロットとアメリーゴは、図らずも義母と娘婿の関係になってしまった。果たして,彼ら4人の運命は・・・?
 
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