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シネマホール開場20周年記念アンコール特集 第2弾
12月10日(水)~12月15日(月)
アラビアのロレンス
LAWRENCE OF ARABIA      (1962年/イギリス/211分)
1962年アカデミー賞7部門受賞
最優秀作品賞、監督賞、撮影賞、美術賞、劇音楽賞、編集賞、録音賞

アラビアのロレンス
アラビアのロレンス1962,1989 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES,INC.ALL RIGHTS RESERVED.
監督 デビッド・リーン
出演 ピーター・オトゥール、アレック・ギネス
配給 ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 
 
INTRODUCTION
 「アラビアのロレンス」を越える巨大な名作はいまだ生まれていない。はるか離れた地点から水道をひき、大砂漠の真ん中に撮影隊の町を建設して1年にわたりカメラをまわし、トータル1年6ヶ月を撮影にあてたのである。しかし、何よりも息をのませるのは、果てしない砂漠のさまざまな姿と、限りない美しさと、恐ろしさを目のあたりに見せてくれることだ。これが砂漠なのか―!テントをかすめるかすかな風音、アラビアの天地にとどろくロレンス軍団の雄たけび、砂にしみ込んでゆく無冠の帝王の哀しみさえきこえるような演出と技術の見事さ。
STORY
 第一次世界大戦の二年目、カイロの英陸軍司令部に勤務するロレンスは折あるごとにアラビア勤務を司令官のマレイ将軍に申請していた。当時、英国の敵ドイツはアラビアに勢力を持つトルコと同盟を結んでいた。情報部アラブ局長のドライデンはトルコに対して反乱を起こそうとしていたアラビア遊牧民のベドウィン族を援助する方針を固めていた。そしてこの反乱がドイツ、トルコの同盟に楔を打ちこむ役割を果すものと考え、その任にあたる適任者にロレンスを推していた。前身が考古学者のロレンスはアラビア情勢に詳しく、トルコの圧政に苦しむアラビア人に深く同情していた。
 フェイサルの幕舎で反乱軍の建直しについて、フェイサルの参謀格である英軍の連絡将校ブライトン中佐が、反乱軍は一時撤退し、英軍の指導によって近代化されねばならないと進言した。
 ロレンスは少佐に昇進し、再び砂漠へ向かった。ロレンスはさまざまな戦略を用いトルコ軍を打ち破り続けた。ベドウィン族は彼を戦いの神のように崇拝した。だが彼らはアラブ統一より略奪に専念し、略奪を終えると次第に去り、残るは170名だけになっていった。
 ロレンスはこの町に軍政をひき新しい政治を始めようとしていた。しかし、アラビア人は自己の種族の利益ばかりを主張し、ロレンスの努力は空まわりするばかりだった。そして彼らは略奪品を持ちダマスカスを去っていくのだった。ロレンスは今やすべてを失ってしまった。彼の前には荒漠たる砂が果てしなく続くばかりであった。

 
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