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3月3日(水)~3月22日(月)
戦場のピアニスト
THE PIANIST   (2002年/ポーランド・フランス/148分)
2002年カンヌ国際映画祭パルムドール
2003年アカデミー賞監督賞、主演男優賞、脚色賞

戦場のピアニスト

監督 ロマン・ポランスキー
出演 エイドリアン・ブロディ、エミリア・フォックス
配給 東芝エンタテインメント
 
INTRODUCTION
 2002年5月26日、カンヌ映画祭の最高賞であるパルムドール受賞作に『戦場のピアニスト』がアナウンスされた瞬間、会場は賛同と祝福の熱い拍手に包まれた。それは68歳のロマン・ポランスキー監督が半世紀以上を経て遂に自らの原体験に向き合った、その勇気と成果に対する賞賛であった。ポランスキーは幼い頃をクラクフのゲットーで過ごし、母を収容所で亡くした経験を持つ。これまで彼は、あまりに心に深い傷を刻んだあの体験と向かい合う準備ができていないと感じ、『シンドラーのリスト』の監督をオファーされた時でさえ断っていた。そんな彼が遂に自らの原点に立ち帰った渾身の一本が本作だ。眼に焼きつく鮮烈な映像とリアリズム。そして、実話の重み。『戦場のピアニスト』はまさに魂を揺さぶる真実の物語なのである。
STORY
 1939年、ナチスドイツがポーランドに侵攻した時、シュピルマンはワルシャワの放送局で演奏するピアニストだった。ワルシャワ陥落後、ユダヤ人はゲットーと呼ばれる居住区に移され、飢えや無差別殺人に脅える日々を強いられる。やがて何十万ものユダヤ人の移送が始まるが、家族の中でシュピルマンだけが引き離され、辛うじて死の収容所行きを免れる。必死の思いでゲットーを脱出し、市内の隠れ家で息をひそめて生きるシュピルマン。だがワルシャワ蜂起とともに街は戦場と化した。砲弾と火の海をかいくぐり、心の中で奏でる音楽だけを支えに生き延びるシュピルマンだが、ある晩遂にひとりのドイツ人将校に見つかってしまう。だが彼はシュピルマンを殺す代わりにピアノの前へ連れて行くと、何か弾くように命じた。静かに演奏を始めるピアニスト。暗闇に包まれた廃墟の街にショパンの調べが響き渡る・・・。

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