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4月14日(水)~4月26日(月)
めぐり逢う大地
THE CLAIM (2000年/アメリカ/121分)
2001年ベルリン国際映画祭正式出品作、ベルリナーレ・カメラ賞受賞
2001年ヴァリャドリッド国際映画祭 撮影賞受賞
監督 マイケル・ウィンターボトム
出演 ウェス・ベントレー、ミラ・ジョヴォヴィッチ
配給 松竹
 
INTRODUCTION
 19世紀イギリスの文豪トマス・ハーディの傑作小説のひとつに「カスターブリッジの市長」がある。「報い」「復讐」「贖罪」をテーマとしたこの作品に長年強いこだわりを持ち続けていた映画監督マイケル・ウィンターボトムは、ハーディ作品に取り組むことを決意。映画化にあたっては、イギリス・ドーチェスターの小村を舞台とする原作の設定を大きく変え、大胆にもアメリカ西部開拓時代へと転換する。
愛することは強く果てしなく、離れることは途方もなく切ない。そんな当たり前の感情を、人は時として見失い、過ちを犯す。『めぐり逢う大地』は、悠久の大地に刻まれた、人間の愛と憎しみ、出逢いと別離、傲慢と贖罪、希望と再生の物語である。その人の存在や営みが失われても、決して消すことの出来ない“真実の想い”への物語である。
STORY
 1867年アメリカ西部、ゴールドラッシュに沸くカリフォルニア・シエラネヴァダ。風雪厳しいこの大地に栄える町「キングダム・カム」。“天国”を意味する名を持つこの町は、夢に魅せられた様々な人々が、人生よりも壮大な希望を追い求め集った場所である。開拓者ダニエル・ディロンは、過去にある“取り引き”を企て、「キングダム・カム」の全てを手に入れ、巨額の富を築き上げた。町いちばんの美女ルチアの愛情さえも、今の彼にとっては所有物のひとつに過ぎず、彼こそが、成長を続けるこの山間の町に君臨する紛れもないキングであり、その存在は町そのものだった。人々の行き交う姿が栄華の証でもあるこの町は、ある三人の男女の訪れとともに大きく動き出す。一人は、西部の将来に深い関わりを持つ大事業、鉄道敷設調査のためにやって来た、若き測量技師のダルグリッシュ。他の二人は、ディロンの過去に深い関わりを持つ女性エレーナとその娘ホープ。宿命ともいえる“めぐり逢い”を約束の大地「キングダム・カム」で果たした五人は、とめどない時代の流れに翻弄され、やがて思わぬ結末へと導かれていく・・・。

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