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1月26日(水)~2月14日(月)
真珠の耳飾りの少女
GIRL WITH A PEARL EARRING (02年/英/100分)
サンディエゴ批評家協会賞撮影賞  ほか
真珠の耳飾りの少女
監督 ピーター・ウェーバー
出演 スカーレット・ヨハンソン、コリン・ファース
配給 ギャガ・コミュニケーションズ
 
INTRODUCTION
  艶やかに濡れた唇、憂いと情熱を湛えてきらめく瞳。絵画の中の少女は、いまにも何かを語りかけてきそうな表情を浮かべ、3世紀以上にわたる時を生き続けてきた。「真珠の耳飾りの少女」(通称「青いターバンの少女」)。17世紀のオランダを代表する天才画家フェルメールが描いた1枚の肖像画。少女が女へと移り変わっていく瞬間の生の輝きを、見事なまでにキャンバスに封じ込めたこの絵画には、果たしてどんなドラマが存在したのか?その謎めいた背景を解き明かす至高の愛の名作が、いまここに誕生した。
 原作は、1999年に出版され、全世界で200万部の売り上げを記録したトレイシー・シュヴァリエのベストセラー。彼女の小説の魂をスクリーンに移し替える脚本に、素晴らしい手腕を発揮したのは、BBCのドラマ・シリーズなどで活躍するオリビア・ヘトリード。製作には、『ほんとうのジャクリーヌ・デュプレ』でもチームを組んだアンディ・パターソンとアナンド・タッカーがあたり、本作が長編デビューとなるピーター・ウェーバー監督を強力にサポートした。そのウェーバーが、人物造形と並んで力を入れた映像の美しさも、本作の大きな魅力のひとつだ。今回、『鳩の翼』『髪結いの亭主』のエドゥアルド・セラを撮影監督に、『コックと泥棒、その妻と愛人』などピーター・グリーナウェイ監督とのコラボレーションで知られるベン・ヴァン・オズをプロダクション・デザイナーに迎えたウェーバーは、シーンごとにフィルムを使い分ける手法を駆使して、17世紀の絵画的なトーンの構築を実現。特に、聖域の趣が漂うフェルメールのアトリエの場面では、フェルメールの絵そのもののマジカルな光と影をパーフェクトに再現し、見る者に深い感慨を与えずにはおかない静謐な映像美を作り上げている。
STORY
 事故で失明した父に代わり家計を支えることになったグリートは、画家のヨハネス・フェルメールの家に雇われ、住み込みの使用人となった。子だくさんのフェルメール家で、朝から晩まで重労働に追われる毎日。その日々のなかで、美的感覚の鋭さをフェルメールに認められたグリートは、絵の具の調合の仕事を任されるようになる。そんなふたりの関係に嫉妬するフェルメールの妻カタリーナ。そして、狡猾な策略をめぐらせるパトロンのファン・ライフェン。彼の挑発に乗せられる形で、フェルメールは、グリートをモデルにした絵を描くことになるのだが……。

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