作品紹介 もっと詳しく知りたい かながわ県民共済

3月23日(水)~4月4日(月)
クイール
QUILL (2004年/日本/100分)
監督 崔洋一
出演 小林薫、椎名桔平、香川照之
配給 松竹
 
INTRODUCTION
  一匹の犬の一生が、こんなにも胸を打つのはなぜだろう。一見ごく普通のラブラドール・レトリーバーの歩く姿に、立ち止まって見上げるその瞳に、涙が止まらないのはどうしてだろう。様々な人々と一匹の犬との出会いと別れの中で、人から犬へ、犬から人へと手渡され、じっくりと時間をかけてはぐくまれていった、たくさんの愛が、観る者を温かく包みこむからだ。
 原作は、実在したラブラドール・レトリーバーの盲導犬クイールの生涯を優しさに満ちたモノクロームの写真と文章で綴った、「盲導犬クイールの一生」(文藝春秋刊)。監督は、深い人物描写で定評のある日本映画界の鬼才・崔洋一。優等生になれない犬と不器用な人間が、信頼の絆で強く結ばれて精一杯生きていこうとする愛の物語を、映画でしか描けない情感を込めてスクリーンいっぱいに見せてくれる。
STORY
 東京のとある家で、五匹のラブラドール・レトリーバーの子犬が誕生した。中に一匹だけ、ひと目で見分けられる子犬がいる。脇腹に鳥が羽根を広げたような不思議なブチ模様があるのだ。生ませの親の水戸レンは、子犬たちを父犬と同じように盲導犬にしたいと願っていた。両親とも盲導犬でなければ難しいのだが、レンに頼まれた訓練士の多和田悟は、一匹だけならと渋々承知する。多和田のアドバイスでレンは、いつもひと呼吸遅い、おっとりしたブチ模様のある子犬を選ぶ。

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