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9月28日(水)~10月10日(月)
ピエロの赤い鼻
EFFROYABLES JARDINS (03年/仏/95分)
ピエロの赤い鼻
監督 ジャン・ベッケル
出演 ジャック・ヴィユレ、アンドレ・デュソリエ
配給 株式会社ワイズポリシー
 
INTRODUCTION
 牧歌的な風景の中で、生きることの至福を、人との出逢いや友情、さりげない心の機微を丹念に綴って描く《詩的リアリズム》の名匠ジャン・ベッケル監督が、私たちに届けてくれるのは、せつないまでに辛く美しいノスタルジア……。原作となったミシェル・カンの同名小説は、2000年に出版されるや15万部を超えるベストセラーを記録、15ヶ国以上で翻訳されるなど、国際的に高い評価を集め、舞台化もされた話題作である。脚本は、『レセ・パセ 自由への通行許可証』でドイツ占領下のフランス映画界を活写したジャン・コスモと、新鋭ギョーム・ローラン、そしてベッケル自身が共同で執筆。何気ないレジスタンス活動から思いがけない運命のいたずらに巻き込まれる人間の悲喜劇に焦点を充てて脚色、時代の空気と友人や家族の愛情を、人間味豊かな名台詞の裡に繊細に練りあげた、ベッケル作品の本領ともいえる時代のファンタジーへと昇華させることに成功している。
STORY
  まだ人々が素朴でのどかだった1960年代のフランスの田舎町。14歳になる少年リュシアンは、小学校教師の父ジャックが、日曜日ごとに赤い鼻をつけたピエロに扮し、観衆の笑いの的になっているのが嫌でたまらなかった。実は、ジャックには誰にも言えない秘密を胸の底に隠していたのだった。ドイツ占領下、第二次世界大戦終焉間際のある日。ジャックと親友のアンドレは、女友達のルイーズにいいところを見せようと、にわかにレジスタンス活動に目覚め、貨物列車のポイント切替所を爆破する。ところが、ちょっとしたふたりの悪戯心が大事件に発展。激怒するドイツ軍は、4人の村人を人質に取り、犯人が自ら名乗り出るまで、一夜の猶予を与える。ジャックとアンドレは、自分たちがやったと自白するわけにもいかぬまま、銃殺の瞬間は刻一刻と近付いてゆく……。

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