作品紹介 もっと詳しく知りたい

かながわ県民共済

ベニスに死す (ニュープリント) DEATH IN VENICE

ベニスに死す (ニュープリント) DEATH IN VENICE

1971/伊・仏/クレストインターナショナル配給/131分

監督: ルキーノ・ヴィスコンティ
出演: ダーク・ボガード、ビョルン・アンドレセン
INTRODUCTION
 ベニスを静養のため訪れたドイツの高名な作曲家アシェンバッハは、滞在先のホテルで出会ったポーランド人の美少年タジオに心を奪われる。夏の終り、コレラが蔓延するベニスで出会ってしまった“究極の美”。その瞬間、美の囚人となったアシェンバッハの苦悩と恍惚が始まった・・・。
 原作はノーベル文学賞に輝くドイツの文豪トーマス・マン(1875~1955)の同名小説。主人公のモデルは、ロマン派の大作曲家グスタフ・マーラー(1860~1911)。主題曲に使用されたその「交響曲第5番嬰ハ短調~第4楽章(アダージェット)」の旋律は、百を語るより雄弁に主人公の苦悩と歓喜、恍惚と絶望を謳い上げている。
 巨匠ルキーノ・ヴィスコンティの名作の中でも、『山猫』(63)と並んで屈指の完成度を誇る傑作がこの『ベニスに死す』(71)だ。本作は、日本では遅れていたヴィスコンティの評価を不動のものとしただけでなく、最も愛されるヴィスコンティ作品となった。そして製作40周年を迎え、待ち望まれていたニュープリント版での上映が決定した。恐らく映画史上最も甘美で残酷な瞬間と言える圧巻のラストシーンや、見事な音楽と映像の融合を思う存分堪能する絶好の機会だ。映画史に燦然と輝く総合芸術の頂点が、今再び私たちの前にその姿を現す。

 

シネマホールトップページに戻る 県民共済トップページに戻る 閉じる
(c) ,Kanagawa Kenmin Kyosai. All rights reserved.