新型コロナウイルス感染症における特別な取り扱いの終了について

2023年5月2日
神奈川県民共済生活協同組合

新型コロナウイルス感染症に罹患された組合員の方々に謹んでお見舞い申し上げます。
当組合では、2020年より、新型コロナウイルス感染症流行当時の医療の逼迫等の社会情勢をふまえて、自宅療養や宿泊療養であっても入院と同等とみなす特別な取り扱い（以下、「みなし入院」といいます）を実施し、また、同時に感染症法上の位置付けをふまえて不慮の事故によるお支払い対象として参りました。
今般、2023年5月8日以降は、新型コロナウイルス感染症の法律上の位置付けが季節性インフルエンザと同じ「5類感染症」へと変更される政府方針が公表され、入院勧告・措置等の対象ではなくなることに伴い、上記の特別な取り扱いを終了することといたします。
2023年5月8日以降の取り扱いについては以下のとおりとなりますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

1.「みなし入院」のお取り扱いについて

「みなし入院」については、2022年9月26日以降「重症化リスクの高い方」が新型コロナウイルス感染症と診断された場合に不慮の事故入院給付金のお支払い対象としていましたが、この取り扱いは2023年5月7日までとなり、同年5月8日以降に新型コロナウイルス感染症と診断された場合は、お支払い対象外となります。
なお、5月8日以降に医療機関へ入院された場合は、病気入院給付金のお支払い対象となります。

＜入院給付金のお支払い対象＞

		陽性診断日
		2022年 9月25日以前	2022年9月26日 ～2023年5月7日	2023年 5月8日以降
医療機関への入院		○ お支払い対象 （不慮の事故入院給付金）	○ お支払い対象 （不慮の事故入院給付金）	○ お支払い対象 （病気入院給付金）
みなし入院	重症化リスクの高い方	○ お支払い対象 （不慮の事故入院給付金）	○ お支払い対象 （不慮の事故入院給付金）	× お支払い対象外
	上記以外の方	○ お支払い対象 （不慮の事故入院給付金）	× お支払い対象外	× お支払い対象外

「重症化リスクの高い方」とは、発生届の対象となる「65歳以上の方」「入院を要する方」「重症化リスクがあり、新型コロナ治療薬の投与または新型コロナ罹患により酸素投与が必要な方」「妊娠中の方」をいいます。

ご請求手続きについては、新型コロナウイルス感染症の入院給付金のご請求についてをご覧ください。

2.死亡共済金の取り扱いについて

新型コロナウイルス感染症を直接の原因として死亡された場合については、不慮の事故としてお取り扱いしていましたが、この取り扱いは2023年5月7日までとなり、同年5月8日以降に新型コロナウイルス感染症と診断され死亡された場合は、病気等一般死亡共済金（または弔慰見舞金）のお支払い対象となります。

＜死亡共済金のお支払い対象＞

陽性診断日
2023年5月7日以前	2023年5月8日以降
お支払い対象 （不慮の事故死亡共済金）	お支払い対象 （病気等一般死亡共済金または弔慰見舞金）

なお、2023年5月7日以前に診断された「みなし入院」や死亡については、ご請求が2023年5月8日以降となってもこれまでどおりの取り扱いを継続します。

3.ご請求にあたってのお願い

厚生労働省より、My HER-SYSの療養証明書機能について、2023年5月7日までに保健所の発生届出が行われ、入力されている場合には、同年9月末まで同機能の利用が可能であると発表されました。同年10月以降の利用については未定であることから、医療機関・保健所の負担軽減に充分に配慮していく観点より、My HER-SYSの療養証明書を利用した早期のご請求へのご協力をお願い申し上げます。

以上